亜鉛欠乏症 低亜鉛血症 改善・治療のための亜鉛製剤

ノベルジン ノーベルの出しているチンク(亜鉛)ということだと思うんですが、ウィルソン病の人を外来で、薬局でお目にかかる経験はあまりないと思いますし(ウィルソン病は遺伝性の染色体異常による銅排泄不全による難病だったと記憶しております*イメージであり正確な表現ではないかもしれません)

処方が出たら十中八九亜鉛を補給したいのかなと思うわけですが、用法用量が銅吸収阻害と亜鉛補給では異なります(厳密にいえば適応症により異なります)ので、そういった視点での処方鑑査も必要ですし

そもそも成長期の子供や妊産婦、偏りのあるダイエットなどを除き、普段やり取りする患者の大部分である高齢者で亜鉛が不足する原因とは何でしょうか

低亜鉛血症|一般・患者の皆さま|ノーベルファーマ株式会社 (nobelpharma.co.jp)

亜鉛製剤を調剤する時の監査とは別の話ですが、患者さんのことを考えると原因として薬剤性も薬剤師としては疑う必要があるかと思います。

感覚器(口)領域に関わる重篤副作用疾患別対応マニュアル案 (mhlw.go.jp)

全ての味覚異常に亜鉛欠乏が影響しているわけではもちろんありませんが、味覚障害・異常にかかわる薬剤ってこんなにあるんですよね

高齢者にとって、ほぼ死ぬまで飲むことになる薬や漫然と長期服用になりがちな薬 さまざまと思いますが一度飲み始めたら減らしにくいのが薬 現状維持バイアスとでもいうのでしょうか

そのため何かあった際にはお薬を疑い、リスクとベネフィットと改めて判断するタイミングなのかもしれません。

また胃薬としてのプロマック漫然長期服用などで、亜鉛過剰となる可能性は臨床上あるんでしょうか?

亜鉛が銅の吸収を抑えることで、長期に服用すれば今度は銅が不足する少なくとも理論上は可能性が考えられます。臨床レベルでは亜鉛と銅、どちらをどの程度優先して考え、どの程度でリスクとなるのかは私には現状わかりません。

銅欠乏症については下記に

銅欠乏症 – 11. 栄養障害 – MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)